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第7回 新国立劇場【喪服の似合うエレクトラ】

「これが報いというものだ・・・・・・。」 強烈なまでの愛憎と死が、ここに結実。 −−HPより−− 7年前に見た舞台である。 今まで見てきた様々な舞台の中でこの作品と取り上げるわけだから、それだけ強い思い入れがある、はずなのだが・・・休憩を挟むとはいえ 4時間弱もある長大作を見た7年前の記憶 を辿るのは、さすがに容易ではない。 インターネットで検索して、観劇後すぐに書かれたらしい いくつかのあらすじや感想を読んでみた。「ああ、そうだった、そうだった。」と納得はするものの自分の言葉におちてくれない。人の感想文を書き写したりしたら、まるで夏休みの宿題である。 そんな訳で、ここは潔く 今でも自分の中にしっかりと残っている情景についてのみ語りたいと思う。 なんといっても、大竹しのぶエネルギーは凄まじかった。私の座席からは舞台上の役者の顔まで見る事はできない距離だったのだが、なぜかはっきりとその表情を思い出す事ができる。 タイトルの通り、この作品は大竹しのぶ演じるラヴィニアと堺雅人演じるオリンのエレクトラ・コンプレックス(あるいはエディプス・コンプレックス)がメインテーマとなっている。それは多かれ少なかれ通る道ではあるが、多くの人が上手に処理出来るようになっていくものなのだと思う。 まるでギリシャ悲劇のようにダイナミックレンジの広い演技で発散される肉親に対する異常なまでの愛憎劇は、今日の我々にはあまりリアルなものではないのだろう。しかし、役者によってぎゅっと圧縮されたエネルギーに感情を直接ガツンと揺さぶられた気がした。 先に書いた大竹しのぶもそうだが、本当に良い役者ぞろいの舞台で、ばあちゃんにねだってチケットを取ってもらった甲斐があったというものである。 【喪服の似合うエレクトラ】 作 :ユージン・オニール 演出:栗山民也 日程:2004年11月16日〜12月5日 会場:新国立劇場 公式サイト(新国立劇場WEBサイト内) http://www.nntt.jac.go.jp/season/s237/s237.html -------- ■かってに観光しよーかい■ http://katteni-kanko.com/
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