Top > フリートーク > 第13回 北区つかこうへい劇団【奥様は魔女】

第13回 北区つかこうへい劇団【奥様は魔女】

私が住んでいる北区は、この つかこうへい劇団の恩恵を少なからずうけている。 北区の認知度を高めているのもそうだし、文化面への行政の取組みの手厚さも、この劇団の活躍によるものがあるのではないか。 その一つが「北とぴあ演劇祭」である。年に一度、秋のひと月程度の期間、北とぴあで行われる演劇祭で、それなりに設備の整った環境で、無料で芝居が打てたり、それに必要な稽古場を一定回数借りられたりする。 そして、その演劇祭の作品を3つ観劇すると応募出来る抽選が有り、そこでこの「奥様は魔女」の招待券をあてたのだ。 芝居とは全く関係ない事だが、私は「当たる抽選に参加する」のが大好きなのだった。この抽選も、間違いなく当たる!と思って応募し、案の定チケットを手に入れた。この演劇祭で3本芝居を見る人はそんなに多くないし、見たとしてわざわざスタンプを貯めてエントリーする人なんて本当に極わずかであろう。 前置きが長くなったが、そんな経緯で滝野川会館に足を運んだ。 この劇団の芝居を見るのは初めてだが、ここ出身の役者はTVでも数多く活躍しているし、高校時代にお世話になった先生がつかこうへい氏の芝居を好んだため、馴染みのある空間であった。 とくに印象に残っているのは、序盤の凄まじい数の役者が登場するシーン。大人数を抱える劇団だから、たくさんの役者を舞台にあげたいのだろうか、主要人物ではない役者が、ド派手に登場してド派手に去って行った。本編からはなくても成立するシーンであろうが、観客を圧倒する意味では効果的だったのではないかと思う。現にわたしはとても胸が高鳴った。 そういったように、前半はド派手に後半は、しっとりとした舞台で、見方や好みによっては後半はもったりして感じたかもしれないが、個人的には派手な前半からいっきに落ち着いて、じれったいシーンに突入するのは、そのもぞもぞした感じがより強調されて面白く感じた。 今思えば、つかこうへい氏が活躍されているうちに見ておけたのは幸いだった。まさにこの時代の演劇をささえた一人に感謝せずにはいられない。 【奥様は魔女】 作・演出:南野 真一郎 日程:2006年11月2日〜3日 会場: 北区滝野川会館 -------- ■かってに観光しよーかい■ http://katteni-kanko.com/
トラックバック URL :

ページトップ